コンセプト

木の家づくりで大切にしていること

家族の幸せが第一

住まいは家族の幸せを包む大事な器です。家族の将来のライフステージを想像しながらプランニングを進めます。ライフステージの変化に対応できるような間取りと構法が「本当に住みたい木の家」の特徴です。限られた予算を有効に使って、家族の幸せを守るために人にも地域にも地球にもやさしい家づくりをします。

住み心地がいい家

間取りの作り方次第で家族同士の関係も違ってきます。快適に暮らせるために、家族が触れ合う動線、自然の光や風の採り入れ方を考慮しながら間取りを考え、空間を作っていきます。建材はなるべく自然素材を使い、シックハウス症候群やアレルギーを起こさないような材料を選んで使います。化学物質過敏症の方は予め申告していただき、パッチテストをして材料の安全性を確認します。

住み手・作り手が一緒に楽しく

職人が生き生きと働いている現場は必ずよい住まいができます。建築士は、良いものを作ろうと一生懸命努力している職人が腕を発揮できるように環境を整えます。工事中も住み手と作り手が会話し、お互いが良好な関係を築けるような現場づくりを心がけます。ものづくりの過程で築けた良好な関係は住まいが完成した後も続き、その後のメンテナンスも心を込めて行います。

まち並み・地球環境・日本の文化を大切に

ドイツの美しいまち並みは戦後にできたものです。同じ歴史をもつ日本のまち並みはいかがでしょうか。調和のとれたまち並みは地域に対して愛着が湧き、資産価値も上がります。将来のまち並みを考えながら家づくりをします。

家づくりは沢山の資源を使いますが、建てるときも建った後もエネルギーの消費を抑え、廃棄物が少なくなるような材料の選択をして環境に与える負荷を少なくします。

家づくり・木づくりの職人の技のすばらしさを知り、日本の豊かなものづくりの文化を伝えていきます。

住宅の費用はなるべく小さく、空間は豊かに

住まいにかける費用が大きくなりすぎて生活を犠牲にしては元も子もありません。話合いを重ねながらお施主様のご要望を最大限叶えるために予算を適切に配分し、限られた予算を有効に使って住まいづくりをします。間取りや構法を合理化・規格化すること(スタンダード・タイプ)によりコストを削減します。家族の幸せを守るために予算の範囲で人にも地域にも地球にもやさしい家づくりをします。

※敷地条件が複雑な場合、構造計算が別途必要な建物、ご要望が規格化されたもの以外の場合は通常のフルオーダー・タイプをお選びください。費用は【業務別費用】ページをご参照ください。



木の家づくりのめざす3つのこと ― より美しく

プランニングはシンプルに、空間は豊かに

将来の生活にも対応できるように想定しながらシンプルにプランニングをします。シンプルさはコストダウンにもつながります。木の構造を見せて立体的に考えると空間は豊かになります。木と塗り壁のバランスをとり、落ち着いた空間を作ります。

美しい外観、まち並みに配慮して

建物の外観はまち並みを形成するので、そのまちに合わせて屋根の勾配、外壁の仕上げを考えます。建築家が好む目立つデザインではなく、調和の取れたデザインを心がけます。
まだまち並みが形成されていない場所では将来の美しいまち並みを想定してデザインします。



木の家づくりのめざす3つのこと ― より安全に

棟梁の手刻みによる耐震性を備えた伝統の木組みの構造

日本の木の家づくりは棟梁が墨付けを行い、手刻みを行うことが重要です。これによって技術を磨き、人を育て文化を伝えることができます。継手・仕口の木組みには木材の特性を活かし長持ちさせる沢山の智恵が詰まっています。現在建てられている木造住宅のほとんどは外材を使って機械プレカットされたものです。そこには家を長く持たせる技術も知恵もありません。これまで培われてきた技術を後世に伝えるのも私たちの義務だと思います。

国産材・自然素材・独自のシックハウス対策

日本で育った木や和紙や土を使って人にやさしく、環境にやさしい家づくりをします。アレルギーを起こす材料を避け、植物エキスによるシックハウス対策を行います。工事中も有害なガスを発生する事もなく、安全な独自の植物エキスによって化学物質を融和する方法で行います。



木の家づくりのめざす3つのこと ― より安く

合理的な構法とリーズナブルな材料で

構法の規格化・合理化でコストダウンを図ります。4寸角の木材を使い、職人の手間にコストを多く配分します。ハウスメーカーがかける広告費、展示場経費、営業人件費を実際の工事費に回し、住宅の価値を向上させます。住設や照明などの設備機器の配分を少なくしてメリハリをつけてコストを抑えます。

設計の作業を簡便に、お施主様と作業を分担して

さらにコストを抑えるためにお施主様に仕上げ材の色決めや照明の選定などの協力をしていただきます。工事中の手戻りはコストアップの要因です。お施主様からのクレームは早い時期に解決し、大きな瑕疵にならないように最大限の努力をします。



仕様と費用

「本当に住みたい木の家」は耐久性、耐震性、安全性、経済性を考慮して仕様を決めています。

【構造】

構法 木造軸組工法 通し梁(渡り腮)構法
スギ120×120
スギ120×120~300 
土台 ヒバまたは芯持ちヒノキ
筋違 ステンレス製ボルト
接合金物 真壁用接合金物鬼に金棒

【外装】

屋根 カラーガルバニウム鋼板
外壁 モルタル下地シックイ塗り

【内装】

天井 モミ板張りまたは石こうボード下地和紙貼り
石こうボード下地和紙貼り
石こうボード下地ゼオライト入り塗り壁
ヒノキ・スギ板張り

料金を改定しました。
住宅の設計に求められる内容が増えたためです。

●工事費2000万円〜5000万円未満
設計監理費=工事費総額×10%(税別)
伝統的構法技術料=工事費総額×1%(税別)

確認申請料 35万円(税別)
公庫申請料 15万円(税別)

性能表示申請の場合の確認申請料 (※見積書提示)

●工事費5000万円〜(※料率提示)

●構造設計費=外注費(※見積書提示)※構造設計が必要な場合

● 住戸の一次エネルギー計算費
5万円(税別)

外注費(※見積書提示)※外注が必要な場合

●基本設計のみ
2案提示 5万円(税別)
追加1案につき 3万円(税別)

●セカンドオピニオンの基本設計
1案につき 6万円(税別)
工事費減額・基本設計の改善案の提案(費用分は元が取れる内容)

●空き家対策アドバイス
マーケティング調査を行い、最適解を2〜3案提示(※見積書提示)

※調査・企画・基本設計は有資格者が行うため有料になります。

実施設計が固まった段階で工事費見積書を提示し、お施主様のご予算の範囲に納まるように調整します。

※敷地条件が複雑な場合、構造計算が別途必要な建物、ご要望が規格化されたもの以外の場合は通常のフルオーダー・タイプをお選びください。費用は【木の建築設計】をご参照ください。

会社名 平均坪単価
(万円/坪)
平均単価
(万円)
平均坪数
(坪)
平均床面積
(㎡)
1 三井ホーム 84.31 3,490 41.39 136.6
2 ヘーベルハウス 82.11 3,073 37.42 123.5
3 住友林業 80.53 3,270 40.61 134.0
4 積水ハウス 78.49 3,311 42.18 139.2
5 セキスイハイム 76.63 2,970 40.24 132.8
6 大和ハウス 73.80 2,970 40.24 132.8
7 パナホーム 69.51 2,774 39.91 131.7
8 ミサワホーム 68.09 2,569 37.73 124.5
平均値 76.69 3,053 39.78 131.3

2011年度 住宅産業新聞のデータによる



完成までの流れ

工程内容ご用意費用期間
初めてのご相談ご要望を伺います測量図・公図・参考図書無料
現地調査現地・役所の調査を行いますご要望書無料(遠距離の場合は交通費が発生します)1週目
基本設計最初に2案作成します。2案を基に基本計画案を1案作成します1万円3週目
ご契約基本設計が合意に至りましたら設計監理業務委託契約を交わします印鑑・印紙代84万円(延べ面積28坪の場合、税別)
許容応力度計算が必要な場合は別途15万円(税別)が必要です。
6週目
地盤調査SS試験を行います約5万円7週目
実施設計実施図面(意匠図・構造図・構造計算書・設備図)を作成いたします12週目
工事見積書作成実施図面を基に見積書を作成します14週目
確認申請実施図面が完成後、確認申請書を提出します申請書作成費15万円(税別)、審査機関へ2.8万円(参考)16週目
工事請負契約工務店と契約します印鑑・印紙代18週目
工事監理工事現場を監理します(1,2回/週、検査日)
中間検査屋根工事終了後に検査を行います審査機関へ3万円(参考)
軽微な変更がある場合変更届作成費5万円(税別)
完了検査工事完了後に検査を行います審査機関へ3.2万円(参考)40週目
引き渡し最終確認をしていただき鍵を引渡します残金84万円(税別)
1年後検査引渡1年後に弊社で検査します無料

期間はおおよその目安です。審査機関への費用は審査機関の規定に従います。フラット35、長期優良住宅、住宅性能表示の申請は別途費用が必要です。


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