国産材について

日本の森林の4割はスギやヒノキの人工林です。柱や梁に使える樹齢50年以上の木が沢山ありますが、木材の自給率は27%に過ぎません。大手のハウスメーカーや企画化住宅のほとんどがホワイトウッドなどの輸入材を使っています。私は20年前に産直住宅をやっていた設計事務所に勤めていましたが、その時から国産材の需要拡大を唱えてきましたが、ようやく国の方針として自給率50%が打ち出されました。木を伐採して森林を若返させるとより多くのCO2を吸収するため地球環境にもよいことです。

日本で育った木は日本の気候風土に耐えてきた木なので耐久性が高く長持ちします。日本の木組の技術は自然の木の特性を活かして改良されてきたもので、私たちの世代で絶えさせてしまうのはもったいないことです。

→モクネットの歩み
http://www.mokunet.or.jp/615.html

→『新・木のデザイン図鑑』
http://www.xknowledge.co.jp/book/detail/76780781

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