キッチンの床はタイルとフローリングどっち?汚れ実験の結果から比較

キッチン・水まわりの建材

家じゅうで一番、床がいじめられる場所はどこか。

キッチンです。

しょうゆ、油はね、水しぶき、そして落ちてくる包丁や鍋や食器。

当サイトの実験でいえば「しょうゆ30分放置とドライバー落下が毎日開催される部屋」です。

この過酷な場所に、タイルとフローリングどちらを選ぶべきか。実験結果から考えます。

汚れへの強さは実験で決着済み

まず汚れ。

床材 しょうゆ30分の結果
磁器質タイル ○ 完勝。何も残らない
フローリング(ウレタン塗装) ○ 拭けば元通り
フローリング(オイル塗装) ○ ほぼ残らない(要メンテ)
フローリング(無塗装) ✕ シミ即死
天然大理石(白) ✕ 汚れが落ちない

詳細は大理石とタイルの実験オークの実験にあります。

無塗装の木と白い大理石は、この時点でキッチン失格。

残るのはタイルと、塗装されたフローリングです。

タイルの強みと弱み

タイルの強みは、汚れ・水・油に対する圧倒的な鈍感力です。

醤油どころか油が飛んでも、拭けば終わり。

床暖房とも相性がよく、夏はひんやり気持ちいい。

弱みは3つあります。

  • 硬すぎて、落とした食器がほぼ確実に割れる
  • 長時間の立ち仕事で足腰にくる(硬さは疲労に直結します)
  • 目地(タイルの継ぎ目)に汚れが溜まりやすい

冬のひんやりも、床暖房なしだとつらいポイントです。

フローリングの強みと弱み

塗装済みフローリングの強みは、リビングと床が続く一体感と、適度な柔らかさ。

立ち仕事の疲れはタイルより明らかに軽く、食器を落としても生存率があります。

弱みは、無垢材だと鍋や缶詰の落下で凹みができること。

凹み対策まで考えるなら、オークの実験でほぼ無傷だった複合フローリングのウレタン塗装品が本命になります。

第三の選択肢、塩ビ系床材について

実は最近のキッチンで一番増えているのは、タイルでも木でもなく、フロアタイルやクッションフロア(塩化ビニル系の床材)かもしれません。

水に強く、安く、柔らかく、木目柄も石目柄も選び放題。

スペックだけ見ると優等生です。

ただし当サイトではまだ実験していません

しょうゆ30分とドライバー落下を近いうちに試して、実データで語れるようにします。

現時点で言えるのは、質感は本物の木や石とは別物だということ。触ればわかる差を許容できるかが分かれ目です。

マットを敷く派、敷かない派

キッチンマットの話も避けて通れません。

敷く派の言い分は、油はねと水滴から床を守れること。

敷かない派の言い分は、マット自体が汚れて洗濯が面倒なこと、そしてマットの下に湿気がこもること。

実験結果を踏まえるなら、シミに強い床(タイル・ウレタン塗装)を選んでマットなし運用が一番ストレスが少ない組み合わせだと思います。

油はねの実際の範囲は、コンロの前後左右1mほど。

全面マットではなく、コンロ前だけ小さく敷く折衷案もあります。

結論。生活スタイルで選ぶ

あなたのタイプ おすすめ
料理は毎日長時間。油はねが多い タイル(床暖房セットで)
リビングと一体の対面キッチン 複合フローリング・ウレタン塗装
食器をよく落とす自覚がある フローリング一択
見た目の高級感を最優先 大理石風タイル(本物はNG)

迷ったら「複合フローリング・ウレタン塗装」が失敗の少ない答えです。汚れ・凹み・疲れ・食器のどれも及第点で受け止めてくれます。

ちなみにキッチンは床より先に、天板と収納で後悔しがちな場所です。

ショールームで実物を触り比べるのが一番手っ取り早い後悔対策だと思います。

床暖房を入れる予定があるなら、床材選びはさらに一段深くなります。

タイルは蓄熱性が高く床暖房と好相性。

フローリングは「床暖房対応」の表記がある製品を選ぶ必要があります(無垢材は熱で反りが出やすいため、対応品はかなり限られます)。

ロボット掃除機・水拭きロボット派にも、段差のないフラットな床は追い風です。

タイルの目地の凹凸だけは、水拭きロボットが苦手とするところですが。

素材別の実験結果は大理石・タイル塗装の違いウォールナットの各記事へ。

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